あの夏が飽和する。 (feat. 鏡音レン & 鏡音リン) - カンザキイオリ/鏡音リン.mp3

あの夏が飽和する。 (feat. 鏡音レン & 鏡音リン) - カンザキイオリ/鏡音リン.mp3
あの夏が飽和する。 (feat. 鏡音レン & 鏡音リン)-カンザキイオリ/鏡音リン (无损音质) 专享
[00:00.000] 作词 : カンザキイオリ ...
[00:00.000] 作词 : カンザキイオリ
[00:01.000] 作曲 : カンザキイオリ
[00:02.000] 编曲 : カンザキイオリ
[00:15.407]「昨日人を殺したんだ」
[00:17.969]君はそう言っていた。
[00:20.802]梅雨時ずぶ濡れのまんま、
[00:23.062]部屋の前で泣いていた。
[00:26.098]夏が始まったばかりというのに、
[00:28.997]君はひどく震えていた。
[00:31.303]そんな話で始まる、あの夏の日の記憶だ。
[00:45.217]
[00:55.654]「殺したのは隣の席の、いつも虐めてくるアイツ。
[01:00.507]もう嫌になって、肩を突き飛ばして、
[01:03.627]打ち所が悪かったんだ。
[01:06.229]もうここには居られないと思うし、
[01:08.947]どっか遠いとこで死んでくるよ」
[01:11.568]そんな君に僕は言った。
[01:12.024]
[01:13.911]「それじゃ僕も連れてって」
[01:14.714]
[01:16.920]財布を持って、ナイフを持って、
[01:19.607]携帯ゲームもカバンに詰めて、
[01:22.203]いらないものは全部壊していこう。
[01:27.511]あの写真も、あの日記も、
[01:30.246]今となっちゃもういらないさ。
[01:32.850]人殺しとダメ人間の君と僕の旅だ。
[01:42.118]
[01:43.604]そして僕らは逃げ出した。
[01:45.981]この狭い狭いこの世界から。
[01:48.825]家族もクラスの奴らも何もかも全部捨てて君と二人で。
[01:54.264]遠い遠い誰もいない場所で二人で死のうよ。
[01:58.938]もうこの世界に価値などないよ。
[02:01.605]人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんか。
[02:04.994]君は何も悪くないよ。君は何も悪くないよ。
[02:20.244]
[02:26.308]結局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ。
[02:31.012]そんな嫌な共通点で僕らは簡単に信じあってきた。
[02:36.899]君の手を握った時、微かな震えも既に無くなっていて
[02:42.177]誰にも縛られないで二人線路の上を歩いた。
[02:47.281]
[02:47.517]金を盗んで、二人で逃げて、
[02:50.306]どこにも行ける気がしたんだ。
[02:52.843]今更怖いものは僕らにはなかったんだ。
[02:58.167]額の汗も、落ちたメガネも
[03:00.918]「今となっちゃどうでもいいさ。
[03:03.310]あぶれ者の小さな逃避行の旅だ」
[03:13.680]
[03:14.405]いつか夢見た優しくて、誰にも好かれる主人公なら、
[03:19.515]汚くなった僕たちも見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな?
[03:24.929]「そんな夢なら捨てたよ、だって現実を見ろよ。
[03:29.047]シアワセの四文字なんてなかった、
[03:32.333]今までの人生で思い知ったじゃないか。
[03:35.628]自分は何も悪くねえと誰もがきっと思ってる」
[03:50.406]
[03:56.843]あてもなく彷徨う蝉の群れに、
[03:59.576]水も無くなり揺れ出す視界に、
[04:02.187]迫り狂う鬼たちの怒号に、
[04:04.879]バカみたいにはしゃぎあい
[04:06.673]ふと君はナイフを取った。
[04:08.889]「君が今まで傍にいたからここまでこれたんだ。
[04:13.232]だからもういいよ。もういいよ」
[04:14.684]
[04:15.598]「死ぬのは私一人でいいよ」
[04:16.991]
[04:27.318]そして君は首を切った。
[04:29.940]まるで何かの映画のワンシーンだ。
[04:32.996]白昼夢を見ている気がした。
[04:35.656]気づけば僕は捕まって。
[04:38.142]君がどこにも見つからなくって。
[04:41.017]君だけがどこにもいなくって。
[04:42.625]
[04:43.661]そして時は過ぎていった。
[04:45.871]ただ暑い暑い日が過ぎてった。
[04:48.785]家族もクラスの奴らもいるのに
[04:51.569]なぜか君だけはどこにもいない。
[04:52.455]
[04:54.292]あの夏の日を思い出す。
[04:56.553]僕は今も今でも歌ってる。
[04:59.473]君をずっと探しているんだ。
[05:02.195]君に言いたいことがあるんだ。
[05:03.322]
[05:04.890]九月の終わりにくしゃみして
[05:07.318]六月の匂いを繰り返す。
[05:10.034]君の笑顔は
[05:11.373]君の無邪気さは
[05:12.939]頭の中を飽和している。
[05:13.561]
[05:15.609]誰も何も悪くないよ。
[05:18.247]君は何も悪くはないから
[05:20.894]もういいよ。
[05:22.010]投げ出してしまおう。
[05:22.743]
[05:23.599]そう言って欲しかったのだろう? なあ?
[05:30.278]
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